「エシカル」をリフォーム会社が考える。
「エシカル」という言葉を聞いてどのようなイメージを持ちますか?
「”エコ”の親戚的な?」や「人や地球に優しそう?」みたいななんとなくのイメージは涌いても、いざ聞かれると良くわからなかったりするのではないでしょうか?
Wikiペディアにはこのように記載されています。
エシカル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エシカル(ethical)とは、「倫理的」「道徳上」という意味の形容詞である。つまり、「法律などの縛りがなくても、みんなが正しい、公平だ、と思っていること」を示す。近年は、英語圏を中心に倫理的活動を「エシカル(ethical)○○○○」と表現し、エシカル「倫理的=環境保全や社会貢献」という意味合いが強くなっている。
「論理的」や「道徳的」と出てくるので、色んな含みがあり分からなくなりそうですが...
「法律などの縛りがなくても、みんなが正しい、公平だ、と思っていること」と記載があるように
「エシカルとは人・地球・社会を思った、持続可能な考え方および行動」
という風に私は考えます。
では、どうして「エシカル」という言葉が最近になって広がってきたのでしょうか?
それには過度にわたる地球環境の悪化、消費社会の問題など出てきたからだと思います。
まず地球環境の悪化は、温暖化を中心として毎日聞かない日がないくらい頻繁に見聞きするかと思います。
ですが日本に住んでいると「毎年夏が暑く感じる~」位の実感しか感じないかもしれませんが、これが北極南極・赤道付近になると顕著な変化があり、地球環境の悪化をもろに受けており問題となっているのは周知のことと思います。
そして、消費社会の問題ですが、これが私は根深いと思います。
消費社会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
消費社会(しょうひしゃかい)とは、資本主義が発達し、企業のシステム化が進むと共に、ほぼ全ての国民が、企業が供給する商品を享受できる社会を指す。商品の主力が情報機器となった場合は、情報化社会と呼ぶ。
言葉のとおり、消費して社会を回すということで
衣・食・住を含め人間が生まれてから死ぬまで全てに絡んでくる問題なのではないでしょうか。
消費社会が良い悪いということではなく、問題なのは”過度”という行き過ぎてしまったことが恐ろしいと思います。
人間の欲は恐ろしく、ついつい行き過ぎてしまうようですね。
消費社会の代表として、ファストフード・ファストファッション・コンビニなど。
より安く、より早く、より良い生活の追及が正義となりました。
ですがその人間の豊かと思われた生活の影には様々な闇が隠れていて、
気付けばいろんな問題となって出て来ました。
消費社会は”物”を消費するのではなく、”人”も消費してしまう部分があるのを見落としがちかも知れません。
上記の問題などが
インターネット・SNS等情報のやりとりが早くなった現代で浮き彫りになってきて
人間が本来大切にしなければいけない生活を改めて考え直す為に
「エシカル」という言葉がより尊重されることになったと思います。
これまでエシカルの話をしてきまして、
もしかしたら少し暗い話題になってしまったかもしれません。すみません。
ですが、それを理解したうえで
これから明るい未来を私たちが造りあげていく為に、小さなことから・楽しく取り組んでいく事が
これから先、長く続けられる秘訣だと思います。
これまで語ってきた私が言うのも変な話なのですが、「エシカル」を難しく考えずに....
たとえば、「この野菜はどのように作られているのだろう?」といったことに興味を持つだけでも、
作った人・作られた場所・作られた環境を考えることとなり、そしてその興味を持ったものを買うことが、エシカル消費になります。
一度、物を買う前に考えてみてはいかがでしょうか?
もちろん、物を買うだけではなく、買わないという選択も大切になります。
今あるものを大切にするのもエシカルだと思います。
本当の意味で価値のある見極めをすることが大切です。
学校で教えてくれることではけど、こういう考え方が大切なのです。
私たちはお客様の生活を住宅リフォームにより良くします。
そして、職人たちにしっかりとした給料を払います。
当たり前かもしれませんが、それを続けることが社会貢献でもあります。
住宅の寿命を長くすることで、新築の家を建てる必要が無くなるかもしれません。
新築も新しい物はいいですが、今ある環境を大切にすることも大切です。
無理に新築を買うより、金額を抑えてまだまだ住める家を選択することで
生活が豊かになることも考えられます。
物を消費するだけで、人や環境や地域のことを考えないものは廃れていく時代に入っています。
最後に、余談ではありますが某高級ブランドのお話をしてお別れいたしましょう。
ヨーロッパでは今
皆様が知っているような高級ブランドの物を買わない流れがあります。
劣悪な環境で作られたブランド品は、デザイン性と価格だけ高く
働く人間は不法移民で人道的・社会的に悪いと判断されたからです。
某ヨーロッパのニュース番組が、劣悪な高級ブランドを名指しにしたのを私は観ました。
そういうブランドが生き残る為にどこの市場を狙っているか?
それは日本・中国を中心としたアジア圏とアメリカです。
もはや、この市場に頼らなければいけないのです。
そのような報道は遠い国には、ブランド名の方が輝き、真の情報が届きにくいのでしょう。
無知のまま買う事は、そのような不正に加担することにもなりかねないので、北欧・西洋諸国の国々で考えて購入するようになってきているそうです。
私たちは新しい時代を作り上げていくため
個々の人間が、適度に消費して、情報に惑わされず、愛を持って生きて生くことが大切なのかもしれません。
私も愛をもってお客様と接し、愛を持って工事・職人を大切にし、愛をもって行動していきます。
なので、これからも「湘南住宅サービス株式会社」を御愛顧のほど宜しくお願い申し上げます。
湘南住宅サービス株式会社
小西 涼輔
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